信濃川の河口を臨む万代島美術館。2023年5/20(土)から開催の展覧会は「糸で描く物語 刺繍と、絵と、ファッションと。」です。ひとことで刺繍といってもさまざまなテイストがあり、国や文化によっても異なる作品となるでしょう。
今回はこれから開催される展示について、その内容や会期・入場料やアクセスについてもリサーチしてみました!
万代島美術館「糸で描く物語 刺繍と、絵と、ファッションと。」どんな展示?
針と糸で紡ぐデザイン、刺繍。この「刺繡」を軸に、さまざまなジャンルの作品が展示されます。中・東欧の民俗衣装、イヌイットの壁掛け、現代の絵本原画やフランスのオートクチュール刺繍など…!展示数は約230点あります。国や時代を越えて集合した作品たちはどれも個性的かつ魅力的です。
ちなみに、今回の展示は巡回展です。過去には2021年に横須賀美術館で展示をされました。
今日は横須賀美術館「糸で描く物語 刺繍と、絵と、ファッションと。」をみて来ました。スロヴァキア、ルーマニアの超絶技巧に圧倒された後イヌイットの刺繍にほっこりし、オートクチュールの刺繍にノックダウンされる素晴らしい構成で滅茶苦茶見応えありました。片道3時間かけて行った甲斐あった〜〜 pic.twitter.com/uTADbrFYRc
— HiYo (@HiYo226) May 9, 2021
横須賀美術館で昨日から開催されている「糸で描く物語」展に行ってきました。多様な時代、場所、技法の刺繍が見られてワクワク。刺繍や編み物など、手仕事の作品は時間と想いのカタマリと思っているのですが、魅力的なカタマリの山でした。手仕事好きな方々、落ち着いたらぜひ。 pic.twitter.com/9aam0VybJB
— madowaka (@madowaka1999) April 25, 2021
感想を読むと、展示はそれそれに特徴や見ごたえがあるようです…!技術はさることながら、込められている思いや表現も感じられて楽しめるようですね。
具体的な展示構成は5つに分けられます。
第1章 刺繍と民俗衣装
ルーマニアとスロヴァキアで制作された華やかな刺繍約60点を展示。民俗衣装を中心としたセクションです。
写真を見る限りでも、緻密で繊細な図案です。それでいてカラフルで大胆!日本にはないような色使いですね。
第2章 イヌイットの壁掛け
イヌイットの人々が制作した壁掛けは、狩猟から定住へと生活様式が移り変わるなかで発展しました。モチーフには狩猟生活を彷彿させるような動物や犬ぞりが描かれます。
横須賀美術館「糸で描く物語 刺繍と、絵と、ファッションと。」楽しかったーー!!!
初めて見たイヌイットの作品が特に良かった。日常のシーンを壁かけという一枚布に描いているのだけれどその表現力とストーリーの切り取り方がすごく好き✨アザラシの刺繍可愛かった☺️🦭狩られてるやつもいたけど。 pic.twitter.com/GgWB9W4qad— よったん🥒💪🔥🌸🦌🏧 (@oyoyoyoyo___) June 20, 2021
第3章 刺繍と絵
ここでは近現代の作家の作品が展示されています。それぞれの刺繍への解釈を楽しむことができます。
【出品作家】
エヴァ・ブラーズドヴァー/エヴァ・ヴォルフォヴァ―/ホジェル・メロ/
秋山さやか/大塚あや子/貝戸哲弥/蝸牛あや/樹田紅陽/小林モー子/武井武雄
糸を使っていることは同じなのに、出来上がる作品はどうしてこうも違うのでしょう…!作家さんの感性と個性を感じられるセクションです。
第4章 刺繍とファッション
オートクチュール刺繡は、糸で縫うだけでなく、ビーズやスパンコール、モールやコード、羽根など、あらゆる素材を縫い留めることのできる、専門性の高い技術です。このオートクチュール刺繍の粋を1956年創業のパリの刺繍工房メゾン・ヴェルモンの作品を通してご覧いただきます。
母と横須賀美術館“糸で描く物語 刺繍と、絵と、ファッションと。”展へ🚗💭色鮮やかで圧倒される細やかな刺繍の東欧の民族衣装がとにかく素敵で鼻血がでそう!袖やカフスに刺繍やクロスステッチがたっぷり入ったアンティークパフスリーブブラウスは着たくなるかわいさ。母も壁飾りを家に飾りたい…と😂 pic.twitter.com/RQohagdmrX
— moln (@CLOUD_BLDG_moln) May 24, 2021
特別展示 糸で紡ぐ産業 ―新潟の繊維産業より
新潟は繊維産業が盛んということをご存じでしたか?ここでは、地域産業として盛り上がっている亀田縞と五泉ニットの展示が観られます。どのようにして人々に広めて届けるか…試行錯誤を重ねるふたつの地域の取り組みが紹介されています。
なぜ新潟は繊維業が盛んなんだろう?
それは、気候が関係しているようです。降水量が多く適度な湿度を保っているため静電気が起きにくく、織物を作るのに適しているといわれます。また、降雪が多く厳しい冬の期間が長いこともあり、農家の副業として織物が作られたという説もあります。
亀田縞 引用:中営機業
五泉ニット 引用:雪国新潟五泉ニットサイフク
亀田縞と五泉ニットは若い世代にも好まれるようなデザインにも挑戦しており、老若男女問わず使えるアイテムを発信中です。今回の展示は、地元の名産を身近に感じるよい機会になりますね!
万代島美術館「糸で描く物語 刺繍と、絵と、ファッションと。」会期は?
- 会期:2023年5/20(土) ~ 7/17(月)
- 休館日:5/29(月)、6/12(月)、6/26(月)、7/10(月)
会期は約2か月あります。最後の3日間は三連休ですね。おでかけしやすい反面、駆け込みで訪れる方が多くなりそうです。余裕をもって観に行くのが良いかもしれませんね。
休館日は隔週月曜日です。せっかく行ったのに観られない…なんてことがないように、しっかりとチェックしておきましょう。
万代島美術館「糸で描く物語 刺繍と、絵と、ファッションと。」入館料は?
続いては入館料です。当日券と前売り券では金額に差があります。あらかじめ訪れる予定の方は、前売り券の購入が絶対おすすめ!
当日券
- 一般 1,400円(1,200円)
- 大学・高校生 1,100円(900円)
- 中学生以下無料
※( )内は有料20名以上の団体料金
※ 障害者手帳をお持ちの方は観覧料免除(受付で手帳をご提示ください)
前売り券
- 一般 1,200円 ※4/7~5/19販売しています。
前売りの券種は一般のみですのでご注意ください!当日券と比べると200円ほどお得です。また、当日に並ぶ必要がなく便利です。
前売り券を買いたいけど、どこで買えば良いの?
気になるところですね。前売り券の購入方法は、3つありますよ!
- 電子チケット
- コンビニエンスストア
- 県内プレイガイド
電子チケットは、万代島美術館のチケット専用サイトへアクセスして購入手続きを行います。→電子チケットを購入する
コンビニエンスストアはセブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、ミニストップでたいおうです。店内端末「JTBレジャーチケット」画面から入り、4社共通商品番号「0262295」を入力して選択してください。
県内プレイガイドはお住まいから近いところに行って購入することができます。→取り扱い場所の一覧
万代島美術館のアクセス・駐車場は?
万代島美術館は朱鷺メッセのところにあります。高さがあるので目印としても最適です。めがけて向かいましょう!
万代島美術館のアクセス
住所:〒950-0078 新潟市中央区万代島5-1 万代島ビル5階
TEL :025-290-6655
開館時間:10:00~18:00(観覧券発売は閉館の30分前まで)
交通アクセス(バス):
- 新潟駅前(万代口)より
3番線発朱鷺メッセ経由「佐渡汽船」もしくは「佐渡汽船・ピアBandai前」行き「朱鷺メッセ」バス停下車(210円、約15分) - 万代シティバスセンターより
6番線発朱鷺メッセ経由「佐渡汽船」もしくは「佐渡汽船・ピアBandai前」行き「朱鷺メッセ」バス停下車( 210円、約10分)
交通アクセス(電車):最寄駅は新潟駅(上越新幹線、信越本線、白新線、越後線、磐越西線)。新潟駅からはバス・徒歩・タクシーのいずれか。
- バス
新潟駅前(万代口) より3番線発朱鷺メッセ経由佐渡汽船ゆき「朱鷺メッセ」バス停下車(210円、約15分)
- 徒歩
新潟駅前より約25分
- タクシー
新潟駅前より約5分
交通アクセス(水上バス):ふるさと村より50分、県庁前より20分。→信濃川水上バス
万代島美術館の駐車場は?
美術館では駐車場の無料処理は不可です。各駐車場の料金は以下に記載しました!
- 朱鷺メッセ駐車場(A~E):約1700台。入場から1時間無料。1時間経過後30分ごとに100円
- 万代島ビル内駐車場(ビル1階・中2階):約200台。20分ごとに100円。
まとめ:万代島美術館2023「糸で描く物語 刺繍と、絵と、ファッションと。」どんな展示?会期・入場料・アクセスも!
今回は万代島美術館の次回展示「糸で描く物語 刺繍と、絵と、ファッションと。」について、どんな展示なのか、会期・入場料・アクセスなどを調べてみました。
作品の内容が多岐にわたるため、普段は美術館に行かない方や刺繍をやったことがない方でも楽しめると思います。ぜひこの機会に万代島美術館に足を運んでみてくださいね。
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